通常鰹節になる鰹は、冷凍で水揚げされる鰹を、使用することがほとんど。しかし、”口どけ”に使う鰹節は「近海もの」。日本近海で水揚げされる鰹を使った鰹節は、全体の1%あるかどうかという。本来であれば、近海の生のかつおは、刺し身やたたきで食べられるもの。それを、あえて鰹節にしたものを贅沢に使用しています。
近海の鰹を鰹節にする過程にもこだわりました。一般の市販品には、「荒節」と呼ばれる鰹節が使われます。製造期間は約4週間。これだけでは、味わい深い風味と旨みを感じることができず、最高級のふりかけはできあがりません。
そこで当製品に使われている鰹節は「本枯節」。丁寧に下処理をしたばかりでなく、カビをつけてじっくり寝かせて、つることによって、美味しさと香りが味わえる「本枯節」になり、さらにそこから血合いを抜きました。5ヶ月をかけ、熟成を繰り返した一級品です。長い時間をかけたことによる、まろやかで深い香りと独特の旨みが特長です。
本枯節とは本来であれば、高級料亭などの料理に使われる物で、その手間隙から、現在製造されている鰹節の1%あるかどうかという、貴重なものです。それを今回、ふりかけの材料として使用しています。1/100もない近海の鰹を使った鰹節から、1/100しか作られない貴重な本枯節血合抜にまさに1/10000の幻の鰹節をふりかけにしてしまいました。
最高の素材を上手に活かすのは削りの職人の腕次第。ふりかけとしてのとろけるくちどけを実現するには、0.01mmという極薄に削ることが必要でした。それは機械でも測れないミクロの世界。上手に薄く削らなければ、せっかくの素材の美味しさが、失われかねません。そこで熟練の職人の感覚が物を言います。機械を絶妙に調整し、0.01mmという極薄に削ることを実現しています。これが、とろける口どけの源。他には真似できない熟練の成せる技です。
極薄に削られた鰹節は、今度は味付けに。その薄さのため、繊細すぎて美味しさを保つために、もちろん味付けは手作業です。その本物の香りと、口溶け感を出すために慎重にブレンドされた調味液を優しく、丁寧になじませます。また、ゆっくり乾燥させ、再度味付け。手作業でこれをひたすら繰り返します。この味と食感を維持するための大切な作業です。
両親への贈り物にしました。日にち指定も快く相談にのって頂き、親切丁寧な対応でした。
食も細くなってきた両親ですが、品の良い優しい味でごはんがすすむと、たいへん喜んでおりました。贈り物に最適でした。雪にゃんさん(埼玉県)
評判通りふわっとしていて、ちょっと甘く美味しかったです。ご飯がどんどん進みました。
プレゼントしたところ、相手にも喜ばれました。包装も丁寧で良かったです。まりー。さん(東京都)
うわさ通りのおいしさでした。定期購買はできませんが、贈り物には最適かな、早速お中元に利用します。0503sachinさん(愛知県)
鰹節の最高級品の本枯節血合抜を使用したふりかけの”口どけ”。こちらは、ただ単に開発されたものではありませんでした。
我々が”口どけ”を含めた鰹節などの日本古来の食材を、次世代に伝えていく決意を決めたのには、実はある老紳士との約束が有りました。
その紳士は戦前産まれの人で、戦中から戦後へと食べ物のない時代に青年時代を過ごされました。
その後の経済発展の中で世の中は確かに豊かになり、美味しい食べ物が続々と輸入されてくるようになり、目新しい物に驚くとともに、その美味しさに感激されたとの事でした。
しかしながら、どうしても青年時代に食べた物の味が忘れられないと言います。
そして突然、「あのねぇ、お願いがあるんだ。あの子供の頃に食べた本当の日本の食ベ物をぜひ残して欲しいんだ。そして数は少なくなっても良いから、次の世代に引き継がせてくれないかな? これは日本人として絶対必要な事なんだよ。誰かが残さなければいけないから…」と、私にお願いをしてきたのです。
老紳士のお話は、正に日本食に携わる人間として、私にとっては使命だと思えたのです。
日本に有る数々の伝統的な食材をどのようにして後世に伝えていくのか?
口で言うのは簡単ですが、実際に取り組んでみるとこれほど難しいものはありません。ましてや本物の素材というものは、少しでも手を加えると味が劇的に変わり、あなたが味わった時に繊細な味が上手に伝わりきれない事もあるのです。
鰹節ばかりでなく、使う素材、製法にこだわって完成した”口どけ”。
最高級の鰹節ばかりでなく、“秘伝のたれ”には化学調味料が一切使用されていません。
また絶妙の味付けと共に、とろける食感を生みだす為には、そのほとんどが手作り。そこには鰹節のプロとしての意地だけなく、あなたに味わってご満足していただきたいのは勿論の事、老紳士との約束が果たせる物でありたいという想いが詰まった逸品なのです。
ついついこだわりすぎて時間ばかりがかかり、お叱りの言葉を頂戴する事もしばしばです。限られた量でしか御案内出来ませんが、この機会にぜひ御賞味ください。
本品の最大の特徴は、商品名にもありますが、なんと言っても「口どけ」です。その口どけを実現するために、削り方には細心の注意を払っています。まず、原料の 本枯節を冷蔵庫から出し、室温(20℃から30℃)になるまで置いておきます。冷たいまま削ると花になりにくく、あっためてしまうと花にコシがでて口どけが悪くなってしまいます。
削る力にも注意しています。あくまでやさしく削ることで、薄くて大きな花になります。
そして、一番こだわっているのが、削り花の厚みです。本品の削り節は0.01ミリという厚みになっています。これ以上ですと口どけが悪くなります。0.01ミリもしくはそれ以下で削ることにより口どけを実現しています。0.01ミリの花を出すためには熟練の技術が必要です。削り機の円盤には14枚のカンナ刃が付いていますが、その14枚が同じ厚みに削れるように調整する必要があります。削りの厚みが口どけを左右しますので、カンナ刃の調整は慎重・丁寧に行なっております。なお、削った直後に窒素充填して香り、風味を閉じ込めております。
使用する削りは、超極薄削りの10ミクロンですので、ほんの少しの風で巻き上がってしまう程の薄さです。この削りの取り扱いはとても注意が必要ですが、秘伝のタレを混ぜ合わせる時が一番大変なのです。この10ミクロンの削りは混ぜ合わせの時に秘伝のタレを多く吹きかけてしまうと、一枚一枚の削り花がタレと一緒に絡みついてしまいます。ですので、秘伝のタレは数回に分けて優しく吹き付けをおこないます。
又、混ぜ合わせの時も菜箸で強く混ぜ合わせてしまうと極薄の華は壊れて粉になってしまうので、優しく優しく混ぜ合わせるのです。コツとしては、左手に持った削り花が入った皿を優しく回転させ、右手で持った菜箸は削り花と秘伝のタレを下から優しく巻き上げて味を絡ませる事です。この混ぜ合わせが上手に出来ないと口どけ感が悪くなってしまいますので、経験と技術が必要になります。
1つ1つ丁寧に手作業で心をこめてお作りしている為、1日で出来る量はごくわずか。ご注文をいただいてから、”口どけ”を作りますので、最低2週間のお時間を頂いております。ご注文が立て込んでいる時には、1ヶ月程度お待ちいただく事がございます。予めご了承ください。
定期購入は可能です。定期購入をされたお客様には毎月「思わず舌鼓 ”口どけ”」をお届けすると共にポイント10%還元しています。
本当に美味しい物をお届けしたい。そんな想いで”口どけ”を作っている職人ではございますが、全ての方をご満足させる事が出来るとは、私達は申しません。
特に「味」に対する評価は分かれて当たり前です。
ましてやインターネットでは、試食できません。
正直申し上げて今までお送りした中で、ご満足頂けず残念な結果に終わった事もございます。そのため完全保証をお付けし、ご満足頂けなかった場合には全額返金をお約束しています。その際にはぜひご一報ください。
【対象金額】商品代金・発送料金・お支払いに掛かった支払手数料。
【期間対象】商品賞味期限+5日以内
豪快な漁師料理に”口どけ”を添えることで、上品な味わいに
【美味しく召し上がるPOINT】
通常なめろうは鯵と香味野菜、味噌を一緒に包丁で叩き、味を全体的にしっかりと染み込ませます。
しかし、”口どけ”バージョンは少量の白味噌で薄味に仕上げて”口どけ”の風味を最大限生かし、フワッとした食感のなめろうに仕上げていますので、サッと混ぜ合わせるだけでOKです。
所要時間 | 22分 |
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使用した商品 | 幻の高級ふりかけ"口どけ" |
その他の材料 | 鯵(刺身用) 1尾(可食部約50g) 青じそ 1枚 茗荷 8g 生姜 5g 長ネギ 12g 白味噌 12g 酒 5g 幻のとろけるふりかけ”口どけ” 1g |
長ネギ、生姜、茗荷、青じそは粗みじん切りにする。
ボウルにみじん切りした長ねぎ、生姜、茗荷、青じそを入れる。
鯵は頭と内臓を取り除き、まずは三枚おろしにする。
身を細切りにし、2本の包丁で叩き、粗みじん切りにする。
切った長ねぎを入れたボウルに鯵を加えて、白味噌、酒を加え全体を軽く混ぜ合わせる。
混ぜ合わせた鯵を皿に盛り、幻のとろけるふりかけ”口どけ”を お好きなだけふりかけて完成。